くすりが効くって、どういう仕組なの?
くすりが全身をめぐっていても、全身で効くわけではないでしょう。
じゃあ、くすりが効くって、どういう仕組みなの?
くすりは全身をめぐり、それぞれのくすりが体の中で必要とされる箇所で効果を発揮するようになっています。
そして、くすりの効き方は大きく分けて2つある、と考えてください。
まず一つは、体内で病気の元になる細菌などの原因を直接やっつけるくすりです。
例えば
- 医師から処方される抗生物質
(食中毒の原因菌をやっつけるなど)
もう一つは、人間の体が持っている機能をうまく利用し症状を改善して治すくすりです。
例えば
- 頭痛や外傷などの痛み止め
(体内で作られる、痛みを感じさせる物質を作らせないようにするなど) - 花粉症のくすり
(アレルギーを引きおこす物質をブロックして、アレルギーを起こさせないようにするなど) - 消化性潰瘍のくすり
(胃酸の分泌を抑えるなど)
そうか、くすりは全身をめぐりながら必要な場所で闘ってくれたり、体の機能を利用して症状を治してくれたりしてるんですね。
くすりの効き方は大きく分けて2つ。
体内で原因の細菌などに直接働きかけるくすりと、人の体の機能に働きかけるくすりがある