副作用は、血液中の成分濃度が高すぎて、効果が強く出るということ?
副作用は、確かにくすりの効きすぎで起こることがあります。
ただし、効きすぎだけが原因ではありません。
くすりの目的とした効果のほかに、別の作用が現れることがあります。
こういった望んでいない作用をまとめて副作用と呼びます。
副作用には、くすりを飲んだ人の体の状態や体質、OTC医薬品も含めて別のくすりとの飲み合わせなども関係しています。
主な副作用の原因
1.くすりの目的とした効果が強く出すぎる
血圧を下げるくすりの効果が強すぎると、血圧が下がりすぎてふらつくという副作用が起こります。
OTC医薬品では効果が比較的穏やかなので、効果が強く出すぎることは少ないと考えられますが、体調や持病などによっては効果が強く出すぎる恐れもあります。
2.望んでいない作用が現れる
花粉症のくすりを飲んで眠くなるのは副作用です。
3.くすりに対してアレルギー反応が起こる
くすりを飲んで、アレルギー反応で皮膚に湿疹が出たりするのも副作用です。
アレルギー反応なので、同じくすりを飲んでも副作用が現れない人もいますし、重い症状になる人もいます。
4.くすりの飲み合わせによって望んでいない作用が現れる
別のくすりをいっしょに飲んだため、くすりの代謝や効果が影響され、作用が強く出たり、望んでいない作用が現れたりします。
副作用の原因は、くすりの効きすぎだけではない