Q13.
お酒を飲んだ後、すぐにくすりを服用しても大丈夫でしょうか?
A13.
お酒(アルコール)は体のさまざまなところに影響し、くすりの吸収や代謝の速度を変えてしまったり、中枢神経のはたらきを抑えたりすることから、一部のくすりの成分の作用を増強したり、副作用を起こしやすくするおそれがあります。
特に風邪薬、解熱鎮痛薬(頭痛のくすりなど)、催眠鎮静剤など中枢神経に作用するくすりとは、アルコールとの併用に注意が必要です。アルコールの影響がなくなってから服用するようにしましょう。個人差がありますが、ビール中びん1本(500ml)分のアルコールを分解するのに、男性ではおよそ2時間強、女性では3時間程度かかるといわれています。
なお、くすりの中でも「飲み過ぎ・二日酔い」に効果がある胃腸薬など、胃酸の出過ぎを抑える・肝臓のはたらきを助ける作用から、飲酒後に服用することでアルコールが原因で発生した症状を緩和するくすりもありますので、上手に使い分けましょう。
いずれにしても、お酒の飲み過ぎは健康を害するおそれがあるので、控えましょう。