Q1のみ合わせ・食べ合わせ

Q1.

のみ合わせ・食べ合わせで気をつけることはありますか?

A1.

くすりの成分は、他のくすり、サプリメント、食品との組み合わせによって、効き目が強く出すぎて副作用を引き起こしたり、効き目を弱めたりする場合があります。一緒に服用してはいけないくすりはないか、食べてはいけないものはないか、説明書(添付文書)をよく読んで確認しましょう。服用中のくすりや常用しているサプリメントがある人は、購入時に薬局やドラッグストアですべて伝えるようにしましょう。

組み合わせに注意したいくすりの例

抗生物質 + 胃腸薬 抗生物質の効き目が悪くなることがあります。
ワルファリン(抗血栓薬)
+ 風邪薬、解熱鎮痛薬
心筋梗塞や脳梗塞の治療でワルファリンを服用している人は、併用すると作用が強まり、血が止まりにくくなります。
鼻炎薬 + 胃腸薬 鼻炎薬に含まれる抗ヒスタミン剤と、胃腸薬に含まれる鎮痛鎮痙成分は同じ作用を持つため、併用すると口が渇きすぎたり便秘になったりします。

組み合わせに注意したい食品の例

お茶 タンニンがくすりの成分を変化させて、効き目を低下させることがあります。
コーヒー・紅茶 カフェインが含まれているくすりと一緒に服用すると、カフェインの取りすぎで頭痛などの副作用を起こすことがあります。
アルコール 風邪薬や催眠鎮静薬などに含まれる抗ヒスタミン剤の作用を増強し、強い眠気を起こしやすくなります。 アスピリンと一緒に服用するとアルコールの吸収が高まり悪酔いしやすくなります。
牛乳 カルシウムがくすりの吸収率を低下させることがあります。
ジュース類 果汁の酸性が制酸剤の作用を弱めることがあります。
グレープフルーツに含まれる物質がくすりの作用を強めてしまうことがあります。
セントジョーンズワート(ハーブ) くすりの代謝や分解にかかわる酵素に働き、効き目を弱めることがあります。

参考:してはいけない薬の使い方、注意すべき飲み合わせ(マスクトラブルや飲み合わせまで 市販薬の使い方)

TOPへ