更年期障害は女性なら誰しも起こり得る可能性があります。ホルモンバランスを整える食事や症状に合わせて漢方薬などのお薬を生活に取り入れたりするなど、上手に付き合っていきましょう。更年期障害の一般的な症状は、ほかの病気の症状と似たような症状があるため、症状が重い場合は受診しましょう。
症状が重く、つらいと感じる場合や日常生活に支障をきたす場合は、我慢せず早めに受診しましょう。
更年期障害でみられる症状には、例えば頭痛や肩こりなど、もともと体質的に起こりやすいものもあります。他にも、高血圧などの生活習慣病や心臓病、甲状腺の病気、メニエール病など、ほかの病気が原因で起こる症状に似ていることもあるため、すべてを「更年期障害のせい」と思い込むことがないよう注意が必要です
症状が軽く、食事や運動、リフレッシュなど、日常生活の工夫で乗り切れる場合はセルフケアで様子を見ましょう。
しみ・そばかす、手足の冷えに
新エバユースEC更年期障害の症状は、身体的なものから精神的なものまで幅広く、個人差も大きいものです。「何かおかしい」「もしかしたら……」と感じたら、まずはセルフチェックしてみましょう。
こちらの簡略更年期指数(SMI)でご確認ください。
ほてり、のぼせ、倦怠感、冷え、頭痛、めまい、不眠、動悸、イライラ、不安、むくみ、肩こり、腰痛、便秘など、更年期障害の不快な症状をやわらげるための薬としては、体内の血液や水分の循環を改善する生薬や、鎮痛・鎮静作用のある生薬を配合した漢方薬があります。
更年期障害に用いられる漢方薬には、以下のようなものがあります。
有効成分 | どのようなものか | 主な薬効 |
---|---|---|
当帰(トウキ) | 当帰(セリ科)の植物の根を乾燥させたもの | 血行改善、月経調整、鎮痛、鎮静などの作用があり、婦人薬に頻用される。 |
芍薬(シャクヤク) | 芍薬(ボタン科)の根を乾燥させたもの | 抗炎症、鎮痛、止血、鎮痙、抗菌作用がある。 |
茯苓(ブクリョウ) | マツホド(サルノコシカケ科)の菌核を乾燥させたもの | 精神安定、抗炎症、利尿などの作用がある。 |
牡丹皮(ボタンピ) | 牡丹(ボタン科)の根皮を乾燥させたもの | 血行改善、鎮痛、鎮静、抗炎症作用がある。 |
人参(ニンジン) | 御種人参(ウコギ科)の根を乾燥させたもの | 鎮静、強壮、抗炎症、利尿の作用がある。 |
ビタミンEには、血液循環をよくし、手足の冷えやしびれを改善したり、ホルモンバランスを整え、ほてりやのぼせなどの不快な症状をやわらげたりする作用があります。オリーブオイルや大豆油などの油脂類、緑黄色野菜、ナッツ類などに多く含まれているため、食事に取り入れる工夫をしましょう。また、ビタミン製剤やサプリメントで補給する方法もありますが、ビタミンEは体内に蓄積されやすい脂溶性ビタミンなので摂取量を守りましょう。
更年期障害は、特に女性にとっては避けて通れないもの。ですから、まずは「誰にでも起こること、今はそういう時期」と受け入れ、割り切ることが最初の一歩です。そして、なるべく体と心のバランスを保てるよう、日常生活の工夫を心がけましょう。
例えば、自律神経の調整やリフレッシュに有効な有酸素運動をする、友人とのおしゃべりや趣味など好きなことをする、あまり家に閉じこもらず可能なら外出(買い物や散歩、旅行など)を楽しむ、食事に気をつける、十分な休養と睡眠を心がけるなど、自分が楽しんでできること、無理せずできそうなことから始めてみましょう。
いつかは必ず抜けだして、人生の次のステップに進む時期が訪れるので、上手につきあっていく気持ちで乗り切れるといいですね。
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ビタミンEC主薬製剤
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