月経期間中でも支障なく過ごせる人もいれば、毎月つらい痛みを感じている人もいます。毎月やってくる月経期間をなるべく快適に過ごせるよう、自分の月経周期や痛み方に合わせて工夫しましょう。気持ちを楽に持ち、無理せずに休むと痛みもやわらぎます。
厚生労働省の調査では、約3分の1の女性が月経痛をひどいと感じています。50年前の27歳は結婚をして、子供が2人はいるのが平均でしたが、現代の同じ年齢の多くは独身でキャリアの真っ最中。
ここ数十年で、10歳代で初潮を迎えてから出産までの時間が長くなったり、出産回数が減るなど月経の停止する期間が少なく、生涯の月経回数が増加している女性が増えています。
こうした女性のライフサイクルの変化も、月経困難症を増やしている背景といえそうです。
安静にしていると出血量も減り、月経痛が楽になります。あらかじめ自分の月経周期を手帳につけるなどしてよく把握しておき、月経中何日目まで調子が悪くなるかを踏まえて、期間中はゆっくり休めるようにスケジュールを調整しておきましょう。アルコールは出血を促すことになるので、お酒の席の予定も期間中は避けておくとよいでしょう。
心身のストレスは痛みを誘発するので、なるべく少なくしておくのがいいでしょう。病気による痛みかどうか気になる場合は、婦人科で超音波検査を受けるようにします。原因のない機能性月経困難症の場合でも、診察を受けるだけで不安が軽減して、症状が軽くなるということもあります。
生理痛(月経痛)
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