調査期間:2023年10⽉調査委託先:株式会社ジャストシステム(Fastask)調査方法:インターネット調査調査対象:15~18歳の女子高校生200名
生理痛が学校生活に
支障をきたした経験は?
調査の結果、生理痛の経験がある高校生の7割弱が「⽣理痛が学校⽣活に⽀障をきたしたことがある」と回答し、そのうち、96.7%がその症状を「我慢をしたことがある」と回答しました。
生理痛が学校生活に支障をきたした
経験はありますか?
生理痛が学校生活に悪い影響を与えたと
感じたときに我慢したことはありますか?
生理中の症状は?
生理中の症状について聞いたところ、下腹部痛、腹痛、腰痛など、痛みの症状に加えて、だるさや眠気、イライラなど精神的な症状を感じている人が多い結果となりました。
生理中の症状として当てはまるものは?
(複数回答)
生理痛の対策は?
生理痛に関して、何らかの対策を取ったことがあるか聞いたところ、72.7%の人が「はい」と回答しました。具体的な対策は、「お腹や腰を温めた」が69.9%最も多く、次いで「市販の鎮痛薬を服用した」66.2%となりました。一方で、学校生活の中での対策である「保健室へ行った」は29.3%、「学校を欠席/早退した」は24.8%と、いずれも低い結果となりました。
生理痛に対して対策をしたことはありますか?
生理前もしくは生理中に感じる症状は無いと
回答した人を除外(n=183)
生理痛のときにとったことのある対策は?
(複数回答)
生理痛に対して何らかの対策をしたことがある人(n=133)
生理や生理痛について学校の先生に相談しづらいと感じている実情も
学校内で⽣理や⽣理痛に関して困った時、担任の先⽣や保健室の先⽣など、⼤⼈の誰かに相談しやすい環境だと思うかと聞くと、「あまりそう思わない」「そう思わない」との回答は合わせて約5割にのぼりました。⽣理痛に関して、誰かに相談したことがあるか聞いたところ、保健の先⽣に相談したことがある⾼校⽣は約1割、学校の先⽣への相談は1割未満にとどまりました。
学校内で生理や生理痛について困った時、
大人の誰かに相談しやすい
環境だと思いますか?
生理痛に関して、誰かに相談したことが
ありますか?(複数回答)
「生理痛を理由に休むことも選択できるようにしてほしい」
「生理だと言わなくても休めるようにしてほしい」との声も
学校内で生理や生理痛に関して困った時、担任の先生や保健室の先生にどういう対応をしてほしいと思うか聞いたところ、59.5%の人が「生理痛を理由に休むことも選択できるようにしてほしい」と回答し、次いで「生理だと言わなくても休めるようにしてほしい」という声上がりました。
学校内で生理に関して困った時、担任の先生や保健室の先生にどういう対応をしてほしいと思いますか?(複数回答)
アンケート期間:2024年2月アンケート主体:SHIBUYA109 lab. MATEアンケート方法:インターネット調査調査対象:SHIBUYA109 lab. 女性メンバー121名
「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」に参画している若者マーケティング機関SHIBUYA109 lab.は、生理・生理痛について【学校や社会に対して望んでいること】に関するアンケートを実施しました。
生理・生理痛が原因で、学校生活・日常生活に
不利/不平等を感じたことがある人は約8割
SHIBUYA109 lab.に所属する女性の約8割が生理・生理痛が原因で学校生活や日常生活に「不利/不平等を感じたことがある」と回答。不利/不平等を感じた場面としては、「授業(座学/体育の授業)」が最も多く、次いで「試験/受験」、「仕事(アルバイトなどを含む)」、「学校行事」と続き、日常生活からイベントまで多岐にわたる場面で生理・生理痛による不利/不平等が存在していることがわかりました。
生理・生理痛が原因で学校生活に
不利/不平等を感じたことはありますか?
生理・生理痛が原因で、
学校生活・日常生活に不利/不平等を感じた場面を
教えてください(複数回答)
不利/不平等を感じたことがあると回答した人(n=97)
学校や周囲の理解不足を感じた人も
不利/不平等を感じた具体的な出来事を聞いたところ、「生理による眠気を気の弛みとして怒られた」「生理痛による欠席はやむを得ないのに、謝らなければならないことにストレスを感じる」など学校や周囲の理解不足、「生理と受験の日が被ってしまった」「部活動の本番でのパフォーマンスに影響が出た」など自身の行動が制限されること、「痛みがひどくて学校や仕事を休んだ」「授業や人の話に集中できない」「メンタルが不安定になり、眠れなくなる」など心身の不調があがりました。
生理・生理痛が原因で学校生活・日常生活に不利/不平等を感じた場面について、具体的に教えてください。
(自由回答抜粋)
対象: SHIBUYA109 lab. 女性メンバーのうち生理痛経験があり、かつ生理・生理痛が原因で学校生活・日常生活に不利/不平等を感じたことがあると回答した人
(n=97)
さらに、「生理・生理痛が原因で学校生活や日常生活に不利/不平等を感じた時、学校や社会はその解消に協力的だったか、または解決策があったか」との質問に対し、半数近くが「いいえ」と回答。学校や社会にしてほしいサポートを聞くと、「学校内・職場内で生理用品が手に入りやすい環境がある」が最も多く、次いで「生理・生理痛を理由に学校・仕事などを休みやすい」などの意見があがりました。
生理・生理痛が原因で学校生活・日常生活に
不利/不平等を感じた時、学校や社会はその解消に
協力的でしたか?もしくは解決策はありましたか?
生理・生理痛に関連して、
学校や社会にしてほしいサポートを教えてください。