胸やけを予防するためには、喫煙や暴飲暴食など、胃酸の逆流につながりやすい生活習慣を見直すことが大切です。脂っこい食事を控えるなどのほか、規則正しく食事する、ストレスをためないなど、胃腸にやさしい健康的な生活を心がけましょう。
胸やけの予防には、毎日の食生活はもちろんですが、肥満防止や禁煙、その他日常生活の姿勢や体勢のくせも関係するなど、トータルで取り組む必要があります。
一度にたくさんの量を食べたり、寝る前に食べたりすると、胸やけが起こりやすくなるので気をつけましょう。肉類など脂肪の多い食事、アルコール、チョコレート、炭酸飲料、甘いもの、コーヒー、柑橘類などは、胃酸の逆流を起こしやすいといわれているので、摂り過ぎには注意するとよいでしょう。
また肥満になると腹圧で胃酸が逆流しやすくなるため、適正な体重を保つようにしましょう。
喫煙は噴門の筋肉(下部食道括約筋)をゆるめ、胃酸を逆流させやすいことが知られています。禁煙を目指しましょう。
右側を下にして寝ると、噴門の筋肉(下部食道括約筋)の締まりが悪くなり胃酸が逆流しやすくなることが知られています。寝るときは左側を下にする、あるいは頭側を少し上げると逆流しにくくなるとされています。
腹部を締め付けるような服装をしたり、重いものを持ったり、前かがみの姿勢になることも、胃酸の逆流につながりやすいとされているので、気をつけましょう。
薬を飲むとき、一緒に飲む水の量が少ないと、薬が食道の粘膜に付着し、それが刺激になってしまうことがあります。薬を飲むときはコップ1杯の水を用意し、十分な量の水と一緒に飲むようにしましょう。
胸やけ対策をサポート
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