かぶれが起こりやすくなるデリケートゾーンの蒸れや肌への刺激は、日常生活のちょっとした心がけにより少なくすることができます。またかゆみを起こす感染症を防ぐには、性行為のときにコンドームを使ったり、病原菌が繁殖しにくいよう清潔を保つことなどが必要です。
デリケートゾーンに汗や皮脂、汚れが付着していると、かぶれやすくなるうえ、感染症を起こす病原菌のえさになってしまうこともあります。これを予防するため、デリケートゾーンは常に清潔にしておきましょう。
デリケートゾーンが蒸れたり、過剰な刺激を受けないような衣服を選びましょう。
性感染症を防ぐには、まずコンドームを正しく使うことが必要です。口腔性交、肛門性交でも感染することがあるので注意しましょう。もし感染症にかかってしまった場合、治療はパートナーと一緒に受けましょう。どちらかが感染したままだと、性行為によって再び感染します。
病原体によっては、感染しても潜伏しているだけで通常は発症に至らず、抵抗力が低下したときに増殖・発症するものもあります。日頃から疲れやストレスをためて抵抗力を落とさないように注意しましょう。抵抗力が落ちているとかぶれも起こりやすくなります。
白癬菌、シラミなどは、感染者と直接接触しなくても、お風呂の椅子やタオルなどを介して感染することがあるので注意が必要です。特にシラミは、プールや公衆浴場に入るだけでも感染する可能性があるので、多くの人が出入りする場所では出るときにシャワーでよく洗い流すようにしましょう。
睡眠不足になると、皮膚や粘膜の新陳代謝が悪くなるので、しっかりと睡眠をとりましょう。特に、深い眠り(ノンレム睡眠)のときに分泌される「成長ホルモン」が、細胞の修復や再生を促してくれます。
また、眠るときはゆったりとした服装で、デリケートゾーンを蒸れや刺激から開放してあげましょう。
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