予防するには?
ふけや頭皮のかゆみを防ぐには、日々のヘアケアを正しく行うことがなにより大切です。正しいヘアケアで頭皮が健康であれば、脂性ふけ・乾性ふけ、かゆみは防ぐことができます。
正しい洗髪をこころがけましょう
まずは、正しい洗髪習慣を身につけましょう。肌のタイプが乾燥肌なら1~2日に1度、脂性肌なら毎日の洗髪が大事です。
次の手順にしたがって、正しい洗髪・頭皮ケアを行いましょう。
洗髪・頭皮ケアの手順
- 1.
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- 2.
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ぬるま湯で予洗い:お湯で頭皮を軽くマッサージしながら、ほこり・汚れを落とす
- 3.
- 適量のシャンプーを手にとり、手のひらで伸ばすようにしながら、少量ずつ髪全体につけ、よく泡立てながら髪を洗う
- 4.
- シャンプー成分を残さないように、たっぷりのお湯で丁寧にすすぐ
- 5.
- リンスやコンディショナーで髪の表面をコートし、しっかりすすぐ
- 6.
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洗髪後はよく乾かす。ドライヤーは15cm程度離し、同じ箇所に長く熱を当てない(自然乾燥だと、髪が濡れている時間が長くなるので細菌が繁殖しやすくなります)
- 7.
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育毛剤などを使う場合は頭皮に塗布し、よくマッサージする。用法・用量は必ず守ること
ストレスのない、規則正しい生活習慣を身につけましょう
脂性ふけ、乾性ふけ、頭皮のかゆみなどは、不規則な食生活、生活習慣が遠因になっていることもあります。いわば、不健康な生活習慣を続けていると、肌あれになることもあるのと同じ。髪の健康を保つためにも、正しい生活習慣を心がけたいものですね。
- 十分な睡眠を
- 皮膚の新陳代謝を促すため、十分な睡眠をとりましょう。頭皮も含め、肌細胞の修復や調整に必要な成長ホルモンは、午後10時~午前2時の間に特に活発に分泌されるといわれています。この時間にしっかりと眠るようにしましょう。
- ストレスをためないように
- ストレスはホルモンのバランスを崩し、肌トラブルを招きやすいもの。自分に合ったリフレッシュ法でストレスをためないようにしましょう。
- 食事はバランスよく
- 栄養バランスのよい食事は、健康な肌を保つために欠かせません。特に脂性ふけの人は、皮脂の分泌を増やすはたらきのある脂質、糖質、ナッツ類などを摂ることを控え、体内から皮脂の分泌を抑制するはたらきがあるビタミンB2・B6を多く含む食品(レバー、魚、牛乳、納豆、魚肉ソーセージ、卵など)を摂るようにしましょう。
- 紫外線は適度に
- 皮脂が酸化して地肌に刺激を与えやすいため、長時間強い紫外線を浴びることは禁物です。
- 喫煙はひかえめに
- 喫煙は毛細血管の収縮につながり、頭皮においても血行不良を起こします。ほどほどにしましょう。
頭皮は皮膚の一部なので、ふけ・頭のかゆみは、一種の肌あれです。肌あれ予防は頭皮のあれ予防につながります。
「肌あれ(予防)」ページを参照