胃もたれを予防するには?
胃もたれを始めとした「胃のトラブル」を防ぐには、1日3回の規則正しい食事や、刺激物を控えるなど、特別なことではなく毎日の心がけが重要です。ストレスは胃の働きを低下させるので、自分なりの解消方法を見つけることも大切です。
胃にやさしい5つの生活習慣
胃もたれの予防には、胃に負担をかけない食生活が欠かせません。以下の点に注意し、胃にやさしい食事をとりましょう。
- 暴飲暴食を避け、腹八分目の「ほどほど」に
- 食べ過ぎ、飲み過ぎは胃に大きな負担をかけます。1日3食、規則正しい食事を心がけましょう。苦しくなるほど食べず、腹八分目の「ほどほど」に留めましょう。
- 消化の良いものをよくかんで、ゆっくり食べて
- 脂っこい食べ物は消化に時間がかかり、長く胃に留まるため胃もたれの原因に。肉類・脂っこい食事を控えてなるべく消化の良いものをとるようにし、やわらかく煮込むなど、食べ方も工夫しましょう。急いで食べると満腹感を得る前に食べ過ぎてしまうため、ゆっくり食べることも大切です。よくかむことは消化の助けにもなります。
- お酒の飲み過ぎを避け、禁煙を心がけて
- アルコールの飲み過ぎやタバコは、胃粘膜血流を低下させて胃粘膜を荒らしたり、胃の運動機能を低下させたりする原因になります。アルコールの飲み過ぎに注意し、禁煙をしましょう。
- 刺激物は控え目に
- 香辛料を多く使った辛い料理、味の濃すぎる料理、炭酸飲料などの刺激物、極端に熱いもの、冷たいものは胃に負担をかけるため、なるべく控えましょう。コーヒーを飲むときにはミルクをいれた方が胃にやさしいです。
- ストレスをためないようにしましょう
- ストレスは胃の働きを低下させます。趣味や適度な運動など、日々の生活で無理なくできることで、自分なりにストレスへの対処方法を見つけてみましょう。
(コラム)妊娠・授乳中にも胃腸薬は飲めるの?
妊娠中や授乳中でも飲める胃腸薬はあります。主治医に相談してみましょう。
ただし、胎児や新生児の頻脈や乳汁分泌の減少などを起こすロートエキスなど、一部注意すべき成分があります。妊娠中・授乳中に胃腸薬を飲む場合には、成分を確認し添付文書をよく読みましょう。
>妊娠・授乳中の薬との付き合い方