男性型脱毛症(AGA)や女性に多いびまん性脱毛症などで、症状によりセルフケアが可能です。頭皮ケアに加え、育毛剤を使用することで、ヘアサイクルの正常化や抜毛・薄毛の予防につながります。育毛剤は原因・症状に合わせて選びましょう。
などが軽度の場合は、OTC医薬品を利用したセルフケアが可能です。
毛乳頭細胞は、毛母細胞に必要な栄養や指令を送る重要な役割を果たしています。毛乳頭細胞には毛細血管を通じて、栄養が送り届けられています。
そのため、血管拡張作用を持つ発毛促進成分、カルプロニウム塩化物水和物によって、血流を改善し、毛乳頭細胞に送り届ける栄養の量を増やせば、脱毛予防効果や育毛・発毛効果が期待できます。
男性型脱毛症(AGA)/壮年性脱毛症、びまん性脱毛症、病後・産後の脱毛、円形脱毛症、粃糠(ひこう)性脱毛症と、幅広い脱毛症に男女を問わず使用できる有効な成分です。
各メーカーから販売されている育毛剤は、血行促進、細胞の活性化、頭皮殺菌といった成分を、それぞれ独自に組み合わせて製品の特徴づけを行っています。複数の成分による相乗効果で、脱毛の原因を多方面から抑えて、発毛を促進させることがねらいです。
医薬品、医薬部外品のものがあるので、説明書をよく読み、自分の脱毛の症状に合わせて、製品を選ぶとよいでしょう。
成分分類 | 成分 | 作用 |
---|---|---|
発毛促進成分 | カルプロニウム塩化物水和物 | 頭皮から吸収され血管を拡張し、血流を増やして毛根の細胞を活性化し、発毛を促進する。 |
ミノキシジル | 毛根に直接作用して毛根が小さくなってしまうミニチュア化を改善、脱毛の進行を予防し、発毛、育毛を促進する。 | |
脂質除去成分 | カシュウチンキ | 頭皮の余分な皮脂を抑える。 |
毛根刺激成分 | チクセツニンジンチンキ | 毛根の細胞を刺激して、細胞の働きをよくする。 |
抗ヒスタミン成分 | ジフェンヒドラミン塩酸塩 | かゆみの原因を抑制し、頭皮のかゆみを抑える。 |
ビタミン成分 | パントテニールエチルエーテル | パントテン酸誘導体で、毛根の細胞に栄養を補給し、頭皮を健全な状態にする。 |
トコフェロール酢酸エステル | 皮脂の酸化を防ぎ、頭皮を保護する。 | |
角質軟化成分 | サリチル酸 | 頭皮の角質を軟化する。 |
殺菌成分 | ヒノキチオール | 殺菌作用があり、フケ・かゆみを抑える。 |
その他 | l-メントール | 頭皮のかゆみを抑え、清涼感を与える。 |
薄毛対策をサポート
発毛促進薬