睡眠コラム4
女性は毎月の月経というバイオリズムがあり、ホルモンのゆらぎに伴って睡眠に問題が起こりやすくなります。「月経前の黄体期には、1日の体温リズムのメリハリがなくなるため、睡眠が浅くなったり、日中眠くなったりします。また、更年期にも不眠になりやすくなります※。これは、女性ホルモンが激減すること、加齢によって睡眠が浅くなったり、短くなったりすること、この年代ならではのストレスなどが影響すると考えられます」(小柳先生)。
更年期に伴う睡眠障害の場合は、女性ホルモンを使う治療が選択肢になる場合もあります。「ホルモンのゆらぎによって眠りが妨げられるときには、光を浴びる、食事リズムを作る、昼間に活動するなど体内時計を調整することをより意識してください」(小柳先生)。
※ Menopause. 2014 Aug;21(8):834-9.