ミノンが考える「誰しもに訪れうる肌と心がゆらぎやすい時期」のこと。気温や紫外線、花粉などの外部環境、体質だけでなく、生活習慣の乱れ、加齢、ホルモンバランス、ストレスといった様々な要因により引き起こるものと考えています。
「敏感期」が、どのようなタイミングで訪れやすいのかをマップにまとめました。「敏感期」のタイミングは、大きく2つの軸があるとしています。ひとつは、【年代の敏感期】(年代に紐づきゆらぎやすいタイミング)。もうひとつは、【ライフイベントでの敏感期】(生活や体調の変化に紐づきゆらぎやすいタイミング)です。
生活や体調の変化に紐づきゆらぎやすい
タイミング
生活習慣やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの要因で、肌のゆらぎを感じやすいタイミングです。
●調査委託先:(株)ネオマーケティング
●調査方法:インターネット調査
●調査対象:20代~60代の男女600人 (性年代別 均等割付)
どれくらいの人が
「肌のゆらぎ」を実感している?
思春期や曲がり角期といった年代の変化に紐づく時期 に、肌のゆらぎ*を実感した人は49.3%でした[グラフ1]。
*本調査における「肌のゆらぎ」とは、一時的に肌トラブル(顔や頭皮、からだ全身)が起きている状態のことを指します。年代に紐づく時期で、普段と比べて一定の期間、
自身の肌(顔や頭皮、からだ全身)が
ゆらいだ時期はあるか
[グラフ1]
また、自身の肌のゆらぎを実感した年代のTOP3は「思春期(およそ11~18歳)」(22.5%) 、「曲がり角期(およそ25~45歳)」(18.5%)、「学生・社会人期(およそ19~30歳)」(17.3%)となりました。
肌のゆらぎを実感した年代TOP3
- 1
- 思春期(およそ11~18歳)
22.5% - 2
- 曲がり角期(およそ25~45歳)
18.5% - 3
- 学生・社会人期(およそ19~30歳)
17.3%
就職や引っ越し、あるいは更年期といったライフイベント(生活や体調の変化)に紐づく時期に心が落ち込んだり悩んだりした際、79.3%の人が肌がゆらいだ時期があると回答[グラフ2]。
ライフイベント※に紐づく時期で、
心が落ち込んだり、悩んだりして、
普段と比べて一定の期間、
自身の肌(顔や頭皮、からだ全身)が
ゆらいだ時期はあるか
[グラフ2]
更年期などライフイベントに紐づく時期で、
心が落ち込んだり、悩んだりしたことがある(n=396)
肌がゆらいだときにサポートしてくれた人
TOP3は?
肌がゆらいだときにサポートしてくれた人TOP3は「パートナー」(21.2%)、「母(義母)」(18.0%)、「友人・知人」(9.0%)。
サポートしてもらって、うれしかったことは「おすすめのスキンケア商品や皮膚科を教えてくれた」といった実用的な回答が多い中、「悩みや話を聞いてくれた」といったメンタル面での回答も見受けられました。
肌がゆらいだときに
サポートしてくれた人TOP3
- 1
- パートナー 21.2%
- 2
- 母(義母) 18.0%
- 3
- 友人・知人 9.0%
親子の「敏感期」
子どもの肌のゆらぎを感じたことはある?
子どもを持つ親に対して、自身の子どもが0~18歳の間の肌のゆらぎについて聞いたところ、35.5%の親が子どもの肌のゆらぎを感じたことがあると回答しました[グラフ3]。
自身の子どもが0~18歳の間に
普段と比べて一定の期間、
子どもの肌(顔や頭皮、からだ全身)が
ゆらいだ時期はあるか
[グラフ3]
また、自身の子どもの肌が一定期間ゆらいだ時期、どんなサポートを行ってほしいか聞いたところ、「正しいスキンケア方法を教えてほしい」が32.1%と1位で、実用的なサポートを中心に求められている結果となりました。
自身の子どもの肌が一定期間ゆらいだ
時期、
してほしいサポートTOP3
- 1
- 正しいスキンケア方法を教えてほしい
32.1% - 2
- おすすめの皮膚科を教えてほしい
28.6% - 3
- おすすめのスキンケア商品を教えてほしい
23.8%
肌がゆらいだことがある(n=84)
解説
皮膚科医 福永有希 先生
鎌倉かまりんヒフクリニック 院長
浜松医科大学卒業。横浜市立大学附属病院皮膚科入局後、おもに神奈川県内の総合病院や皮膚科へ勤務。2018年、神奈川県鎌倉市に「鎌倉かまりんヒフクリニック」開院。日本皮膚科学会皮膚科専門医。
肌がゆらぐ要因には遺伝的な肌質、乾燥などの環境、ホルモンバランスの変化や病気、ストレスなど様々あります。また、人は年代ごとに肌質も変化しますが、肌をとりまく状況も変化しますので、どんな方も「敏感期」が訪れうるのです。さらに、人生で経験する子育てや就職などの出来事(ライフイベント)によって起こる心のゆらぎも肌のゆらぎに影響を及ぼすことがあります。生活環境が変わるタイミングには肌のことも気にかけてしっかりケアを行いましょう。
-
乳幼児期およそ0~5歳
皮膚は大人の半分の厚さで
バリア機能が未熟なとき -
就学期およそ6~10歳
皮脂が少なくバリア機能が未完成なとき
-
思春期およそ11~18歳
ホルモン分泌が増加し
皮脂腺の働きが活発になり、
皮脂分泌が盛んなとき -
学生・社会人期およそ19~30歳
単身暮らし、就職、結婚などの
変化増によるストレスから
肌の不調が起きやすいとき -
曲がり角期およそ25~45歳
皮脂の分泌が減少して乾燥しやすく、
エイジングサインを
感じ始める人もいるとき -
中年期およそ45~64歳
身体的、心理的な変化増で
ストレスを感じやすく、
皮膚は水分量・皮脂量ともに
低下しやすいとき -
高齢期およそ65歳以上
肌の柔軟性が低下し、脆くなり、
皮膚の水分量が減少しやすいとき