肌とアミノ酸の関係
保湿とアミノ酸の深い関わり
肌にもともと備わっている、保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力。
それを構成するのは、「天然保湿因子(NMF)」、「細胞間脂質」、「皮脂膜」の3つの要素です。この3つの要素はそれぞれ角質層の中での役割が異なり、どれも欠かすことが出来ません。
角質層を構成する成分
天然保湿因子
(NMF)
水分をつかまえて離さず、
角質層内部のうるおいを保つ
細胞間脂質
水分を逃さないように
サンドイッチ状に
はさみこむ
皮脂膜
皮膚表面を覆い、
水分の蒸発を防いでいる
天然保湿因子
(NMF)
水分をつかまえて離さず、
角質層内部のうるおいを保つ
細胞間脂質
水分を逃さないように
サンドイッチ状に
はさみこむ
皮脂膜
皮膚表面を覆い、
水分の蒸発を防いでいる
アミノ酸は
肌の“うるおいのモト”
この3つの要素が充分にある状態が理想的なバリア機能を保っている状態です。なかでも、角質層の中で水分を含み、保持する役割がある天然保湿因子(NMF)の約半分はアミノ酸で出来ています。
アミノ酸は肌の“うるおいのモト”になる大切な成分です。
天然保湿因子(NMF)とは?
約半分がアミノ酸で出来ている天然保湿因子(NMF)は、肌がもともと持つ「天然のうるおい成分」といえます。角質細胞のなかにはケラチン線維でできたハンモックのようなベッドがあり、そこに天然保湿因子が留まっています。このケラチン線維などのタンパク質は、外的ストレスにさらされると糖化や酸化をうけやすい状態になります。このハンモックが壊れたり劣化したりすると、天然保湿因子は角質細胞内に留まっていることが出来ず、流出しやすくなり、角質層内のアミノ酸の量が減ってしまうのです。