婦人科ではどんな診察や
検査をするのか分からず、
不安に感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
生理痛で婦人科を受診するときの
一般的な流れを見てみましょう。
受診する婦人科を探す
1つでも生理で困っていることがあれば婦人科受診をする目安になります。
行きやすい場所や、女性医師の有無など、ご希望をもとに婦人科を検索してみましょう。
※自治体によっては、20歳以上の人には自治体負担で子宮がん検診を行えるところもあります。詳しくはお住いの区市町村のホームページなどでご確認ください。
受診当日の準備
気負わずリラックスして病院に行きましょう。
下記を準備すると診察がスムーズに進むのでぜひ参考にしてみて下さいね。
健康保険証
他院からの紹介状(お持ちの方)
お薬手帳や内服薬のリスト(お持ちの方)
おりものシートやナプキン(できれば)
診察を受ける
問診
診察をする前に、受診のきっかけや普段の生活習慣などを問診表に記入します。少しでも気になることがあれば気になることがあれば遠慮せずに記入しましょう。
また、記入ではなく看護師さんや先生に直接お話することもあります。
ここで「MY生理痛カルテ」を参考にするのもひとつの方法ですので、ぜひ活用してみて下さい。
診察
症状や問診の内容によって、適切な診察方法が選択されます。以下が主な診察方法ですが、他の検査が行われる場合もあります。
<主な診察方法>
- 1.視診
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子宮の入り口、腟、外側の外陰部を目で見る診察です。
- 2.クスコ診
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子宮の入り口に「クスコ」という器具を入れて診察することをクスコ診といいます。子宮の入り口や腟壁を観察し、子宮頚管ポリープなどがないか、稀ではありますが腟の中に内膜症ができていないかを確認します。
- 3.双合診
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腟に指を入れて、子宮の下側を支え、もう片方の手で子宮底を触知することで子宮の大きさを見ます。腫れがある場合には追加で検査を行います。
※性交渉の経験がない人や、心理的抵抗のある人には双合診やクスコ診の代わりに、超音波検査(経腹エコー)をすることもあります。診察の際に先生に相談するようにしましょう。
※検査結果は結果が出るまで数日かかるものがあります。