ひふ研
ステロイドは作用の強さによって5段階に分類されています。

ステロイドにはたくさんの種類があり、効果の強弱によって5つのランクに分類されています。
1. 弱い(weak):プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン酢酸エステルなど
2. 普通(medium):プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、トリアムシノロンアセトニドなど
3. 強い(strong):ベタメタゾン吉草酸エステルなど
4. とても強い(very strong):モメタゾンフランカルボン酸エステルなど
5. 最も強い(strongest):クロベタゾールプロピオン酸エステルなど
代表的なステロイドは下表の通りです。

ステロイド表 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016より抜粋 及び一部改変

「とても強い(very strong)」と「最も強い(strongest)」に分類されるステロイド外用薬は、その取り扱いに医師や薬剤師など専門家の管理が必要であるため、医療用医薬品(医師の診察を経て処方されるお薬)としてのみ用いられています。

一方、ドラッグストアなどで購入できる市販のステロイド外用薬(OTC医薬品)は、弱いほうから3ランク(「弱い(weak)」「普通(medium)」「強い(strong)」)に属する成分のものに限られています。

市販のステロイド外用薬を購入する際には、店頭の薬剤師や登録販売者に相談しアドバイスを受けることで、部位や症状に合った適切なお薬を選びましょう。

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