肌の保湿でバリア機能を高める
保湿によって皮膚のバリア機能を補いましょう。バリア機能というのは、表皮のいちばん上のわずか0.02mmの角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のこと。バリア機能を高めることは、アレルギー物質や病原菌などの侵入を防ぐためにも大切です。
バリア機能を補うには、肌を清潔にすることと保湿することの両方が大切です。保湿剤(軟膏やクリーム、ローション)をこまめに塗って、肌の水分量を増やして乾燥を防ぎましょう。
手足症候群の予防のためにも保湿がとても大切になります。
保湿のポイント
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保湿剤は
低刺激・弱酸性保湿剤も、肌に負担をかけない低刺激・弱酸性のものを選びます。
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15分以内に
保湿剤を塗る入浴後、洗顔後は時間の経過とともに皮膚の乾燥が進むので、水気を拭き取ったら、できるだけ早く(15分以内に)保湿剤を塗るようにします。
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普段からこまめにしっかりと保湿剤を塗ろう
肌の乾燥が強いときは、入浴や洗顔のあとばかりではなく、普段からこまめに、しっかりとに保湿剤を塗るようにしましょう。
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保湿剤の量は1FTUの長さまで
保湿剤は十分な量を塗ることが大切です。軟膏やクリームの場合はチューブに入った保湿剤を人差し指の先から第1関節の長さまで出した量を1FTU(フィンガーチップユニット)といいます。これが手のひら2枚分の広さに塗布する目安の量です。ローションの場合は1円玉くらいの大きさが1FTUになります。
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手のひらで
おさえるように塗るときは、塗りたいところの何か所かに保湿剤を置いて、肌をこすらずに手のひらでおさえるように塗り広げていきます。
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手袋などで
保護する保湿をしたら、手袋や靴下などで肌を保護することもオススメです。