患者さんからのヒアリングのコツ
皮膚障害を早期発見するためには、観察だけではなく、患者さんの自覚症状にも注目する必要があります。痒み、痛みがないかどうかもヒアリングするようにしましょう。
ヒアリングのポイント
- 痒み、痛み、ひりひり感はないか
- どの部位に痒み、痛みなどがあるか
- 手足に灼熱感がないか
- 爪の痛みはないか
抗がん剤の血管外漏出の観察
血管の弱い患者さんの場合、抗がん剤が血管外に漏れ出すこともあります。刺入部周囲の観察によって、血管外漏出を未然に防ぎ、早期発見することも大切になります。
刺入部周囲の観察ポイント
- 刺入部周辺に紅斑がないか
- 疼痛がないか
- 刺入部位が硬く腫れていないか
- 発熱はないか