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皮膚に学ぶ

爪の構造と働き

爪も皮膚の一部です。爪は、髪と同じタンパク質の一種・ケラチンで構成され、皮膚の角質が変化して硬くなったものです。
爪の伸びるメカニズムは次のようなものです。
普通、「爪」と呼んでいる硬い部分は爪甲といいます。爪甲は、皮膚に埋もれている爪の根元にある爪母で生まれて、爪床(爪と皮膚がくっついている部分)の上を滑って前方に押し出されていきます。 【図2】

図4 爪の構造 静岡県立静岡がんセンター作成・監修:抗がん剤治療と皮膚障害第5版,静岡:静岡県立静岡がんセンター, 2018;p5

爪の伸びるスピードは、健康な成人で1日約0.1mm。1か月で約3〜4mm伸びます。すべてが生まれ変わるには3〜4か月かかります。足の爪は手の爪に比べて約30〜50%ほど成長速度が遅いといわれています。
爪の役割は、指先を保護することや小さな物をつかみやすくすることなどです。足の爪には、安定して体を支え、歩く時にも指先に力を入れる働きを担っています。

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