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2023年3月30日(木)
回収拠点インタビュー
横浜市麦田地域ケアプラザ~地域の皆さんに支えられて~
「おくすりシート リサイクルプログラム」にご協力いただいている、横浜市麦田地域ケアプラザの所長・川﨑博子さんと、生活支援コーディネーターの根本洸介さんに、おくすりシートの回収状況について話をうかがいました。
川﨑博子さん
根本洸介さん
横浜市麦田地域ケアプラザについて教えてください。
『周辺地域の誰もが安心して暮らせるよう、身近な福祉・保健の拠点としてさまざまな取り組みを行っている施設です。デイサービスも行っているので利用者はご高齢の方が中心ですが、幅広い世代の方に利用していただけるように子どもたちが集まるサロンを開いたり、子育て相談会を行ったり、音楽イベントなどの催しを実施することも。来館者としっかりコミュニケーションを取り、何でも気軽に相談できる場所となれるように心掛けています。』
当プログラムの導入経緯や進捗の状況をお聞かせください。
『このプログラムは横浜市が実証実験へ協力していることもあり、当施設でも導入を始めました。「おくすりシートくるりんBOX(以下「BOX」)」は人通りが多く、以前からインクカートリッジや古本の回収ボックスが置いてある施設入口と、デイサービスの部屋の2カ所に設置しています。
施設入口には大サイズのBOXを設置
おくすりシートの回収に参加する対象者は、貸部屋をご利用になる団体さんや個人のお客様と、50人弱のスタッフです。利用者の方やスタッフが自宅で服用した薬のシートを持ってくることもあれば、デイサービスでは看護師さんが服薬のお手伝いの際に、まとめて回収してくださることも。また、このプログラムの話を耳にした方がエリア外から持参してくださるケースや、ケアマネージャーさんが担当している方から預かってきてくださることもあります。皆さんのご協力により、2022年10月25日の回収開始から約4カ月で、2カ所のBOXにそれぞれ半分強たまってきているところです。
デイサービスで使用している小サイズのBOX
プログラムの周知は、ホームページだけでなく、地域の回覧板に入れる広報誌や、施設を利用される方の懇談会などの場を利用しています。懇談会では多くの方に興味を持っていただき、「こういう社会的な取り組みがあるなんて知らなかった」「身近なケアプラザでやってくれるのはいいね」という声もいただきました。
施設のボランティアや利用者の方からは「とても良い取り組みなのだから、もっと広く周知しなきゃ!」と激励をいただくこともあります。ケアプラザは地域の方でつくられている施設なので、皆さんの力を借りながら今後も回収を進めていきたいです。』
当プログラムに期待することをお聞かせください。
『当施設の利用者のなかには「貢献したい」「手伝いたい」という強い気持ちをお持ちの方が多くいらっしゃいます。このプログラムは使用済みのおくすりシートを持参するだけで社会貢献をすることができるので、皆さんのモチベーションになるとても良い取り組みだと思います。今後も長く続いて、多くの方が参加できるプログラムになることを期待しています。』