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花粉症にまつわるエトセトラ

花粉症にまつわるエトセトラ

February 1, 2016

  • 編集:健康美塾編集部
  • 文:小野貴弘
  • イラスト:小迎裕美子

更新日:2024年01月24日

第1回目は春の到来とともにやってくる噂のあいつ。憂鬱な花粉症にまつわる思い込みのあれやこれやをひも解いていきます。

思い込みcase:1

鼻水が出る、目がかゆくてツライ…… 花粉症の症状がヒドくなってから、 点鼻薬や点眼薬を使用すればいいの?

鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどのアレルギー症状がひどくならない段階で、なるべく早めに使い始める。具体的には、鼻のムズムズや目のかゆみを少し感じるタイミングで使用するのがベター。スギ・ヒノキの花粉飛散の観測は、毎年環境省のホームページでシーズンに入ると随時最新の予測が更新されるので、気になる方はこまめにチェックしてみましょう。

年明けから2月後半~3月頭ぐらいをピークに花粉の飛散量が多くなるので、症状を感じたら早い段階で点鼻薬や点眼薬を使用したほうが、症状の悪化を防いでくれます。症状が出始めたら、一定期間はしっかりと使うようにしましょう(※使用上の注意をよく読んで、使用期間の目安が書いてあることもあるので、確認して正しくお使いください)。

思い込みcase:2

花粉症の症状を抑える薬を使い続けると 効かなくなるなんてことはないの?

どのような薬であっても、基本的に定められた用法・用量を守って、使用する分には、効きづらくなるということはありません。ただし、即効性が高い薬はついつい習慣的に使ってしまいがち。例えば、ナファゾリン塩酸塩という成分が含まれた点鼻薬を使うと、すぐに鼻通りがよくなるので、使用回数が増えてしまうこともあります。

点鼻薬の「エージーアレルカット」には、この成分が含まれており、効き目が投与後にいち早く現れることも特徴ですが、漫然と使い続けないようにしましょう。なお、数日間使っても効果が現れない場合は、点鼻薬・点眼薬に限らず、使用を中止して医師、薬剤師などに相談しましょう。別の病気の気づきなどにつながることもあります。

思い込みcase:3

点眼や点鼻の方法って ホントにこれでいいの?

点眼薬を差したあとに目をパチパチする人がいますが、これはあまり意味がありません。薬が涙とともに流れ出てしまうので効果が薄まります。目を10秒ほど閉じておくと、薬の成分がさらに浸透していくので効果がより期待できます。そのときに薬が目から鼻の方に流れないように、目頭を“軽く”押えるのもポイント(ギュッと押える必要はありません)。ちなみに、1回に何滴も点眼薬を差している人がいますが、1、2滴差すのと効果はなんら変わりはないのです。

点鼻薬を使う際にはちょっとしたコツがあります。鼻づまりの原因の場所は、鼻の奥の方にあるので、手前でシュッと噴霧してもなかなか届かないことがあります。鼻にシュッと差すときに、同時に鼻からゆっくりと息を吸い込むことで、鼻づまりが起こっている場所に、きちんと薬剤が届きやすくなります。ただし、やりすぎると喉まで薬剤が入ってむせてしまう可能性もあるので、何度か試してコツをつかんでいきましょう。

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