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我慢せずに「手放す」という選択も。「女性の不調と市販薬の上手な付き合いかた」

March 1, 2024

「飲み続けると効かなくなる」って本当?市販薬にまつわる誤解

藤井:つらい生理痛にしても、肝斑にしても、それぞれ症状に効く市販薬があるというのは、とても心強いことだと思います。ただ一方、市販薬に対し、「飲み続けると効かなくなるのでは」「飲んでも効かないのでは」などの懸念も耳にします。特に生理痛については10代から症状がある人もいますから、そうした誤解が多いのではないですか?

土合:先ほどの調査(※1)でも、生理痛のために鎮痛薬を服用することについて、4人に3人が「鎮痛薬は飲みすぎると依存しやすくなる」と回答していて、誤解されている方は一般的に多いと思います。

さらに、対象者全員に鎮痛薬を飲むべきタイミングを聞くと、「痛みがいつもよりひどいとき」(38.7%)、「痛みが耐えられないほど強いとき」(32.8%)と回答する人もいました。

藤井:私は仕事柄、さまざまな科の医師に取材をすることが多いのです。そのなかで「痛みが慢性化すると、それを引き起こした原因がなくなっても痛みを感じるようになったりすることもある。さらに、痛みがあることで眠れなくなったり、不安になったりと、さまざまな不調を引き起こす原因にもなってしまう」と教えていただいたことがとても印象的でした。

土合:そうなんです。頭痛や生理痛も痛みが出始めたらなるべく早く服用をしたほうがいいんです。というのも、痛みを放置するほどに痛みに対する閾値が下がり、今までは痛みとして捉えていなかった地点でも痛みとして捉えるようになってしまうからなんです。鎮痛薬は痛みの原因物質の産生を抑える働きによって痛みを抑えているため、我慢できなくなってから服用しても効果が感じられにくくなってしまいます。

藤井:痛みに対して敏感になっていくというわけですね。

土合:なかには「鎮痛薬は1日1回まで」と決め、痛みを我慢されている人もいますが、例えば「ロキソニンS」の場合、前の服用から4時間おいていただければ1日3回まで服用いただけます。市販の鎮痛薬においては定められた用法・用量を守って服用していれば、体が慣れてしまい効きづらくなるということはありませんので、正しい頼り方を知り、生理期間の痛みを上手に対処していただくことが重要です。

肌悩みに対してハードルの高い市販薬

藤井:生理痛と同じく「女性ホルモン」に起因するとはいえ、肌悩みでは一般的に市販薬を選ぶというのはハードルが高く感じる人もいるのではないでしょうか。

林:薬を飲むことでからだの外側の肌悩みを解決するということが馴染んでいないようにも思います。しかし、肌悩みへのアプローチは外側からだけではなく、内側からもできる。それがスキンケアと同様、セルフケアでできるというのは市販薬の利点かと思います。

藤井:スキンケアでさまざまな製品を試すというのもありだと思いますが、市販薬という選択肢を試してもいいのではと思いますよね。

もう一つハードルかなと思うのは、肝斑改善薬「トランシーノシリーズ」は継続して飲み続ける必要がありますよね。「薬を毎日飲むことがからだの負担にならないか?」「飲み忘れてしまう」という懸念がハードルになってしまうのではないでしょうか。

林:確かにそこが毎日服用する「トランシーノシリーズ」の課題ではあります。今回発売する「トランシーノEX」では1日3回ではなく、1日2回食後の服用と、飲み続けられやすさも考えて処方設計しています。「トランシーノEX」は、この1日2回、8週間(2カ月間)の服用で、肝斑改善効果が期待できます。生理痛の場合とは異なる課題ではありますが、どちらにも言えるのは「正しい用法・用量を守ること」、それが効果実感に現れてきます。

不調を我慢するよりも積極的に手放して!

藤井:痛みを我慢することも、鏡を見て肌悩みで落ち込むのも、ウェルネスな毎日ではないですからね。市販薬を上手に取り入れて快適な毎日を送りたいものです。しかし、根が真面目で、我慢が美徳とされがちな国民性もあって、私たちは何かと我慢しがちなんですよね。

土合:だからこそ当社は、生理痛のメカニズムに着目し、ロキソプロフェン配合の鎮痛薬である「ロキソニンSプレミアムファイン」の発売に合わせ、「痛みに悩む女性がより自分に合った対処法を見つけられること」、「周囲が思いやりを持ってサポートできること」、「社会全体で生理痛への理解が深まること」を目指し、「みんなの生理痛プロジェクト」を実施しています。

このプロジェクトには2つの想いを込めています。1つは、これまで話してきたように生理痛に対して、鎮痛薬を正しく服用していただき、痛みに悩む時間を減らしてほしいという想い。もう一つは生理痛の裏にある病気に対する啓発です。「生理痛くらいで」と思いがちですが、過小評価せずに悩んだら婦人科受診も検討してほしいという想いも発信しています。

私たちは市販薬のメーカーですが、女性のQOLを上げるためには、市販薬だけでなく受診も、また痛みに悩むご自身だけでなく周囲の人の理解も、とトータルで考えていかなければならない、そう思って取り組んでいます。

林:トランシーノとしても同様な想いを持っています。肌悩みの改善として、市販薬だけでなく、皮膚科医の受診も含めて、総合的に肝斑の対処方法について情報発信しています(※3)。

藤井:どうして痛みが起こるのか、自分自身のからだを知ることもそうですが、周りが生理痛に対して理解してくれたら、生理痛に悩む人たちにとってこれほどうれしいことはありませんよね。肝斑についても、正しい情報を知って、市販薬で解決できることもあるとわかると、選択肢の幅も広がり、より生き生きとした生活を期待できると思います。こういった企業からの啓発活動で女性のウェルネスが向上するといいですよね。

さまざまな役割が求められるうえ、女性ホルモンの影響を受けやすく、過酷とも言える現代を生きる女性は、すでに頑張りすぎているほど。だからこそ、自分にもっと素直に、もっと優しく、もっと快適に生きていいと思います。そのためには、パフォーマンスを落とす痛みも、心を重くする肌の悩みも積極的に手放すのが得策。その一助となる市販薬を上手に活用しつつ、こうしたツラさの理解が浸透すればよりウェルネスが向上し、さらにウェルビーイングな毎日になると私は思います。

ご紹介した製品と取り組み

トランシーノEX[第1類医薬品] (しみ(肝斑に限る))

8週間の服用で、治りにくいとされてきたしみ「肝斑」を改善する効果が期待できるOTC医薬品。2007年に誕生して以来、使いやすさ、続けやすさにこだわり改良を重ね、2024年3月には「ニコチン酸アミド」を追加配合し、「トランシーノEX」として新たに生まれ変わった。「ニコチン酸アミド」は、ビタミンB群の一種で、肌をすこやかに保つ、角質層のターンオーバーを正常化、メラニンの受け渡しに関与するなどといった働きが期待できる。

ロキソニンSプレミアムファイン[第1類医薬品](生理痛・頭痛)

ロキソニン解熱鎮痛薬シリーズの特長である「速さ」「効きめ」「やさしさ」に加え、つらい生理痛のメカニズムを考えた独自処方の鎮痛薬。痛みをすばやく抑える鎮痛成分のロキソプロフェンナトリウム水和物に、過度な子宮の収縮を抑え、しめつけられるような痛みをやわらげるシャクヤク乾燥エキスと、生理の際の血行不良や冷えに伴う痛みの緩和を助けるヘスペリジンをダブル配合胃を守る成分としてメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを配合し、胃への負担も軽減します。

みんなの生理痛プロジェクト

長年にわたり、生理にまつわる女性の不調に寄り添ってきたロキソニン解熱鎮痛薬シリーズが、「#生理を甘く見ないでほしい」をメッセージとし、生理痛に悩む女性だけでなく、社会に向けて「生理痛との正しい向き合い方」を発信するプロジェクト。「痛みに悩む女性がより自分に合った対処法を見つけられること」、「周囲が思いやりを持ってサポートできること」、「社会全体で生理痛への理解が深まること」を目指し、さまざまなコンテンツを通じて生理にまつわるを不安や不満を解消する情報を伝えている。

※1 調査期間:2023年1月13日(金)~15日(日)調査機関:楽天インサイト 調査方法:インターネット調査調査対象:20~40代の生理がある女性 1,200名
※2 調査対象:20~50代女性200名 調査委託先:ネオマーケティング(2023年10月調べ)
※3 肝斑information:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_kanpan/

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