眼精疲労の症状が起こったときは、メガネやコンタクトレンズの度数が合っているか、パソコン作業などで目を使いすぎていないかなど、原因に応じた対策をとりましょう。ビタミンB群は眼精疲労の改善に効果があるとされています。食事などで積極的に摂取していきましょう。また、ツボを押すなど目の周りの筋肉をほぐすのもおすすめです。
目の使い過ぎ、軽度の目の乾燥などによる眼精疲労はセルフケアでも対応できます。
目を機能させる神経・筋肉系の維持にはビタミンの摂取は欠かせません。ビタミンB群は目の粘膜や末梢神経を正常に保ち、ビタミンEは抗酸化作用で神経を保護し、血行を促進して筋肉の疲労回復を促します。食事で不足しているときは、これらの成分を含むOTC医薬品を上手に利用するとよいでしょう。
分類 | 作用 |
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ビタミンB1 | オクトチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、硝酸チアミンなどがある。神経や筋肉の組織に作用し、肉体疲労、眼精疲労などを改善する。欠乏すると眼球運動など中枢神経に影響がある。 |
ビタミンB2 | リボフラビンとも呼ばれる耐熱性の成長促進因子として発見された。皮膚や粘膜、爪、髪の健康を保つ。欠乏すると、眼精疲労や皮膚炎、口内炎などが起こる。 |
ビタミンB6 | 抗皮膚炎因子として発見された。ホルモンや神経伝達物質の合成にかかわり、免疫機能の維持や、皮膚や粘膜を正常に保つはたらきがあり、欠乏すると、皮膚炎や口内炎が起こる。 |
ビタミンB12 | シアノコバラミンとも呼ばれ、神経・筋肉系のはたらきに作用し、粘膜を正常に保つ 。欠乏すると末梢神経障害などが起こる。 |
作業の合間などに、マッサージ、ツボ押し、目の運動などを行い、目の周りの筋肉の緊張をよくほぐすことも効果があります。