やけどは自然に治る軽度なものから、病院での治療が必要なもの、命に関わるものまであります。やけどをしてしまったときは速やかに応急処置を行うことが肝心です。症状に合わせた適切な処置方法を覚えておきましょう。
病院に行くべきかどうかは、やけどの種類や重症度で決まります。軽いやけどでも感染を起こしたり、あとが残ったりすることもありますから、もし病院に行くべきか迷ったら、必ず受診するようにしましょう。
以下の症状に当てはまる場合は、応急処置をした後、すみやかに医療機関を受診しましょう。必要に応じて、救急車を呼ぶことも検討してください
広範囲でない、深度I度のやけど(皮膚は赤くむくみはあるが、水ぶくれはなく、痛みもヒリヒリする程度のやけど)であれば、セルフケアで様子をみてもよいでしょう。
まず流水などで患部を痛みがおさまるまで十分に冷やし、その後、感染症を防ぐために、患部の消毒を行います。
セルフケアできる軽いやけどでは、応急処置後、感染を防ぐために市販の殺菌消毒薬を使って消毒します。痛みがある場合は、痛み止めを飲んでもよいでしょう。
分類 | はたらき・特徴 | 一般名の例 |
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殺菌消毒剤 | 患部の消毒、殺菌 |
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皮膚の保湿や保護 | 皮膚の乾燥を防ぎ、保護する |
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組織修復成分 | ダメージを受けた皮膚を修復する |
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漢方 | やけどなどの皮膚症状に生薬を調合した軟膏 |
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