口臭は、朝起きたときやストレスがあるときなど、唾液が減るときに臭いがち。また口臭の大きな原因となる舌苔は胃腸の調子が悪いと増えやすくなります。
日ごろから唾液を減らさない工夫をしたり、胃腸に負担をかけない生活を心がけると、口臭予防につながります。
唾液には様々な作用があり、からだにとって重要な役割を担っています。
食べ物の消化を助けたり、口の中の粘膜を保護したり、外から侵入する細菌などを撃退し感染から守るなどのほか、口の中の汚れを洗い流す洗浄・自浄作用があります。
そのため、唾液の分泌量が減って口の中が乾くと、洗浄・自浄作用が低下して口の中の細菌が増えるので、口臭が出やすくなるのです。
唾液は、噛んだり、話したりすることで、唾液腺から分泌されます。長時間にわたり口を動かさないでいると唾液が減ってしまいます。また唾液の分泌は自律神経の影響も受けるため、ストレスがあると減少します。
次のような対策で、口の中をきれいにしてくれる唾液を減らさないように心がけましょう。
口臭の主な原因となる舌苔は、胃腸の病気などがあると増加します。暴飲暴食は控え、毎日3食規則正しく食べる、消化の良いものをよくかんで食べる、刺激物は控える、ストレスをためないなど、胃腸によい生活を心がけましょう。腸内環境を整えるヨーグルトなどの乳酸菌や、メカブなどの海藻類を積極的に摂って、体調を整えておきましょう。
口臭が気になる場面では、ニンニク、アルコールなどニオイの素となる飲食を避けましょう。たばこを吸うと口の中に残るタールがニオイの素になるので、喫煙も避けましょう。
お茶などに含まれるポリフェノールは、口の中の細菌を洗浄し、ニオイ成分と結合して消臭する作用があります。食事と食事の間の時間に、ポリフェノールが豊富な緑茶やウーロン茶などで一息入れれば、口の中も潤い消臭効果も期待できるので一石二鳥です。
外出先で一時的にニオイを抑えたいときは、ミントタブレットなどの清涼菓子や口臭スプレーもおすすめです。
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