OTC医薬品の成分

OTC医薬品でよく用いられる成分とその働きを紹介します。
各成分がどのような働きをするかを知り、医薬品選びの参考にしましょう。

あ行

アカメガシワエキス
整腸作用を持つ生薬のエキス。胃腸の過度な緊張を抑えて胃の粘膜を保護することによって、胃の炎症を抑える。
アセトアミノフェン
アニリン系(非ピリン系)に属する解熱鎮痛成分。作用機序の詳細は分かっていないが、皮膚の血管を広げて熱を放散させ、痛みの感受性を低下させる作用を持つ。また、解熱鎮痛成分の中では抗炎症作用は比較的緩やか。
アラントイン
組織修復成分の一種。抗炎症作用および肉芽形成作用により、皮膚や粘膜の赤みや炎症を抑え、患部の修復を助ける。
アリルイソプロピルアセチル尿素(AIAU)
鎮静作用を持つ成分の一つ。痛みによって生じる不安や不快感を抑える作用があるため、鎮痛成分の作用を助ける目的で使用されるほか、緊張や興奮を抑えることから催眠鎮静剤としても使用される。
アルジオキサ
胃の粘膜を修復する成分。消化管内で、胃の粘膜を防御する因子を増強するアラントインと制酸作用を有する水酸化アルミニウムに分解され、作用することで、胃を保護する。
イソプロピルアンチピリン(IPA/ピリン系)
ピリン系の解熱鎮痛成分の一種。プロスタグランジンの生合成を阻害し、ブラジキニンに対するプロスタグランジンの増強作用を抑制することで、解熱・鎮痛作用を示す。
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
殺菌成分の一つ。においやニキビの原因となる菌の殺菌に用いられる。また、傷口への細菌感染を抑え、悪化を防ぐ働きを持つ。
ε-アミノカプロン酸(イプシロンアミノカプロン酸)
合成アミノ酸の一つ。アレルギーや炎症に関わるプラスミンを阻害することで、アレルギーや炎症を抑える作用を示すことから医薬品や化粧品、歯磨剤などに幅広く使用される。
イブプロフェン
酸性非ステロイド性抗炎症薬に分類される解熱鎮痛成分。作用機序は、シクロオキシゲナーゼ活性阻害によるプロスタグランジン合成阻害作用により、特に末梢に作用してプロスタグランジンを抑え、上気道や関節痛などの末梢での炎症を伴った痛みに効果的である。
イブプロフェンピコノール
抗炎症成分の一つ。皮膚の発赤や腫れなどを抑える。また、アクネ菌のリパーゼ産生を阻害することでニキビの形成に関わる遊離脂肪酸の産生も抑えると言われている。
インドメタシン
消炎鎮痛成分の一種。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory drugs)と呼ばれる消炎鎮痛成分の一つで、痛みに関係する物質であるプロスタグランジンの生成を抑えることで、肩の痛み、腰痛、関節痛、筋肉痛、手・手首・足首の痛みなどを緩和する作用がある。
ウイキョウ末
健胃作用を持つ生薬成分の一つ。胃の運動を亢進させる作用を有し、消化機能の改善、腹部膨満感の減少に用いられる。
ウコン末
二日酔いの症状を改善する生薬成分の一つ。肝臓の機能を強化し、アルコールの代謝を促進することで作用を示す。
ウルソデオキシコール酸
消化機能を亢進する作用を持つ成分の一つ。脂肪の消化を行う胆汁の分泌を促進することで、摂取した脂肪分の分解を助ける。また、肝臓を保護する作用も持つ。
L-カルボシステイン
去痰成分の一種。気道粘膜の粘液の組成を正常化することにより、たんの粘度を下げる。さらに、線毛の動きを改善することで、たんを出しやすくする。
L-システイン
アミノ酸の一種。ビタミンCと協働してしみやそばかすの原因であるメラニンの生成を抑える作用のほかに、新陳代謝促進作用、抗アレルギー作用、肝機能の活性化、解毒作用(二日酔い解消)などの働きを持つ。
L-メントール
清涼感を与える成分。知覚神経の末梢に作用して、痛みやかゆみを抑える。また、少量の内服により、香りと清涼感で胃粘膜を刺激し、消化管の機能を亢進させる働きを持つ。
オウバク末
健胃作用を持つ生薬成分の一つ。苦みがあり、消炎作用や抗菌作用を有する。
オウヒエキス
ヤマザクラの樹皮を乾燥させて抽出した生薬成分。排膿、解毒の他に鎮咳・去痰作用があるため、咳やたんがひどいときにも有効である。

か行

葛根湯エキス
風邪や肩こりなどに用いられる漢方処方の一つ。風邪で症状が出始めた初期の、発汗がなく、比較的元気な人に対して使用される。
カルプロニウム塩化物水和物
発毛促進成分の一つ。皮膚の血管を拡張して血流を改善することで、毛根細胞を活性化し、発毛促進、脱毛防止などの働きを持つ。皮膚浸透性がよく、分解されにくいため、持続的な作用が期待できる。
カンゾウ乾燥エキス
生薬の一つである甘草という植物から抽出したエキスの一つ。主成分のグリチルリチン酸には、炎症やアレルギーを抑える作用がある。
γ-オリザノール
自律神経の働きを助け、肩こりや腰痛、疲労からくる筋肉痛などの痛みを和らげる作用を持つ。また、コレステロールの吸収を抑え、血中コレステロールを下げる作用もある。
グリチルリチン酸二カリウム
生薬である甘草の主成分の一つ。アレルギーや炎症を抑える作用を持つため、内服薬や外用薬、点鼻薬、点眼薬などの成分として幅広く使用されている。
グリチルレチン酸
炎症やアレルギーを抑える成分の一つ。グリチルリチン酸の加水分解産物。その作用は炎症を抑える生体内のホルモンと化学構造が似ていることによる。
クレマスチンフマル酸塩
抗ヒスタミン成分に分類され、生体内のH1受容体を介して発現するヒスタミンの作用(血管透過性の亢進、消化管・気管支の収縮など)を競合的に阻害し、くしゃみや鼻水などを抑制する。
クロタミトン
かゆみを抑える成分の一種。皮膚に軽い熱感を与え、その刺激によってかゆみを感じにくくさせると考えられている。
クロトリマゾール
水虫の原因菌である白癬菌の細胞膜を壊すことで、菌の発育や増殖を防ぐ働きがあるイミダゾール系の抗真菌成分。
クロモグリク酸ナトリウム
抗アレルギー成分の一つ。アレルギー症状を引き起こす誘発物質であるヒスタミンなどの放出を抑制することにより、目のかゆみ、目の充血、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を緩和する働きを有する。
クロラムフェニコール
抗菌作用成分の一つ。たんぱく合成を阻害することで細菌の発育を抑制する抗菌作用を示し、化膿した皮膚の症状を緩和する抗生物質。
クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミン成分の一種。主な作用は抗ヒスタミン作用による抗炎症作用であり、他に、気管支平滑筋などの弛緩作用、鎮静作用、抗アセチルコリン作用、局所麻酔作用などを持つ。
また、光学異性体のd体はdl体の約2倍の作用を有するとされている。
ケイ酸アルミン酸マグネシウム
胃酸を中和する作用を有し、胸やけやげっぷ(おくび)など過酸による症状を改善する。素早く効き、効果は持続的である。
ケイヒ末
健胃作用を持つ生薬の粉末。香りがよく、食欲不振、消化不良の改善に効果がある。消化機能を促進し、消化管内のガスを出す作用もある。また、発汗を促し解熱・鎮静作用も示す。
コハク酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)
脂溶性ビタミンであるビタミンEの一種。合成型ビタミンEよりも強い生物活性を示す。脂質酸化防止作用、抗血栓作用、コレステロール低下作用、血行改善作用、ホルモン分泌調整作用などを持つ。

さ行

サリチル酸
角質軟化成分の一種。角質を軟化・溶解させることで、閉じた角質層や詰まった皮脂を取り除く作用を持つ。また、サリチル酸そのものにも防腐・抗菌効果がある。
酸化マグネシウム
制酸剤および緩下剤の一種。胃では胃酸を中和して制酸作用を示す。水に不溶性のため遅効性で作用時間が長い。また、腸では塩類下剤として働き、腸管内の浸透圧を高めて水分を腸管内に移動させることで便を柔らかくしたり、蠕動運動を促進する緩下剤として用いられる。
ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン(DADA、リバオール)
水溶性ビタミン様物質として知られるパンガミン酸(ビタミンB15)の活性成分。体内の酵素系に働いて代謝を促したり、滋養強壮作用、肝機能改善作用、脂肪肝の生成や脂肪増加を抑制する作用などを持つ。
ジヒドロコデインリン酸塩
アヘン中に含まれるアルカロイドで、モルヒネと類似した麻薬性鎮咳成分に分類される。脳幹の延髄にある咳中枢の興奮を鎮める中枢系の鎮咳成分。咳を直接抑える鎮咳作用を有するほか、止瀉作用もある。
ジフェンヒドラミン塩酸塩
エタノールアミン系の第一世代抗ヒスタミン薬。かゆみや炎症などを起こすヒスタミンの作用を抑えるほか、催眠鎮静作用を利用して睡眠改善薬としても用いられる。
ショウキョウ末
ギンゲロールを主成分とする辛味成分を含む生薬成分の一つ。健胃、消炎作用を示す。特異な味・香りを持ち、芳香健胃薬として用いられる。
水酸化マグネシウム
制酸剤および緩下剤の一種。胃では胃酸を中和して制酸作用を示し、速効性のある制酸剤として用いられる。腸では塩類下剤として働き、腸管内の浸透圧を高めて水分を腸管内に移動させることで便を柔らかくしたり、蠕動運動を促進する緩下剤として用いられる。
セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)
殺菌消毒成分の一種。一般細菌に対して、エネルギー産生酵素の不活性化、必須細胞タンパク質の性質変化、細胞膜の破壊などの働きによって、殺菌作用を示す。口腔内、鼻腔内、咽頭などの殺菌消毒に用いられる。
セトラキサート塩酸塩
胃粘膜の防御因子を増強する成分の一種。胃粘膜の血流を改善することで、胃粘膜に現れたびらん、出血、発赤、浮腫などの状態を改善する作用がある。

た行

タカヂアスターゼN1
糖質やタンパク質を分解する消化酵素成分。pH2~8と広いpHの範囲で、糖質やタンパク質などの消化分解を助けて栄養の吸収をよくする働きがある。
チペピジンヒベンズ酸塩
非麻薬性鎮咳薬の一種。延髄にある咳中枢の働きを抑制する中枢性鎮咳成分である。また、気管支腺の分泌や気道の線毛上皮運動を亢進することで去痰作用も持つ。
チョウジ末
オイゲノールを主成分とする精油を含む生薬成分の一つ。利胆作用、鎮静作用、鎮痙作用を示す。特異な味・香りを持ち、芳香健胃薬として用いられる。
沈降炭酸カルシウム
胃酸を中和する作用を有し、胸やけやげっぷ(おくび)など過酸による症状を改善する。素早く効き、効果は持続的である。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
α、β受容体の刺激及び交感神経終末のノルアドレナリン遊離にもとづく交感神経作用薬として生体全体への作用を及ぼす。主作用は交感神経興奮作用に基づく気管支拡張作用で、鎮咳効果をもたらす。
ディート
虫よけ成分の一種。皮膚に塗布すると少しずつ周囲に蒸散していき、人間が皮膚から蒸散するわずかな炭酸ガスなどを覆い隠すことで、虫の感知能力を妨害して忌避効果を示す。虫がディートの臭いを避けているとも言われる。
デキサメタゾン酢酸エステル
ステロイド成分の一種。はれ・赤みなどの元となる炎症を抑える働きを有する。作用の強さはミディアム。
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
たんを伴わない乾いた咳に対して用いられる非麻薬性鎮咳薬の一種。脳の咳中枢の反応を抑える中枢性の鎮咳成分で、咳反射の感度を低下させることで咳を鎮める作用を示す。
トコフェロール酢酸エステル
脂溶性ビタミンであるビタミンEの一種。脂質の抗酸化作用やコレステロール低下作用、末梢血管拡張・血流改善作用、組織の修復を促進する作用などを持つ。
トラネキサム酸
肝斑改善成分及び炎症抑制成分。肝斑改善成分としては、メラニン発生要因のひとつと考えられるメラノサイト活性化因子をブロックし、メラニンの発生を抑制することで肝斑を改善する。炎症抑制成分としては、プラスミン産生を抑制することにより抗炎症作用を示し、のどのはれや痛みを鎮める。
トリアムシノロンアセトニド
副腎皮質ステロイドの一種。抗炎症作用を持ち、患部に直接作用するため、アフタ性口内炎に効果を示すほか、湿疹や皮膚炎群などの皮膚疾患に用いられる。

な行

ナイスタチン
ポリエンマクロライド系抗真菌薬の一つ。真菌による化膿や皮膚における二次感染を防ぐ作用を示す。真菌の細胞膜成分エルゴステロールに結合し、細胞膜に障害を起こすことで、カンジダ菌などの真菌の発育を抑制する。
ナファゾリン塩酸塩
交感神経刺激成分の一種。交感神経を刺激して鼻粘膜・結膜などの血管を収縮させる働きを持ち、鼻粘膜の充血やはれ、結膜充血などを改善する。
ニコチン酸アミド(ナイアシン、ビタミンB3
糖・脂質・アミノ酸の代謝に関わるビタミンBの一種。細胞を活性化することで、肌を健康に保つ働きのほかに、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解にも関わる。
ノスカピン
非麻薬性鎮咳薬の一つ。脳の延髄にある咳中枢の興奮を抑える作用や、気管支を拡張させる作用により、咳を鎮める効果がある。

は行

白色ワセリン
石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。皮膚の保護に用いられる成分。皮膚からの水分蒸発を防ぐ作用や、皮膚や傷口を保護する作用を持つ。刺激がほとんどなく、小児にも使用できる。
パントテン酸カルシウム
パントテン酸(別名:ビタミンB5)にカルシウム塩が付加した成分。パントテン酸は体内で糖・脂質・アミノ酸の代謝に関わる。ビタミンCと同時に摂取することで、ビタミンCの働きを助けて効果を高める作用を示す。腸の働きを整える作用もある。
ビオタミン(ベンフォチアミン:ビタミンB1誘導体)
ビタミンB1の作用を高める為にビタミンB1の分子の一部を変化させたビタミンB1誘導体である。腸管からの吸収がよく、持続するのでエネルギー代謝の補酵素としても効率よく作用します。
ヒドロコルチゾン酢酸エステル
抗炎症作用を有するステロイド成分の一つ。湿疹・かぶれなどによる炎症を抑え、患部の腫れを緩和する作用がある。ステロイド薬の中では最も作用が緩和なランクに分類される。
ヒノキチオール
殺菌作用を有する生薬成分の一つ。菌の増殖が原因で起こるふけ、かゆみに効果がある。
ピロールニトリン
抗菌作用成分の一つ。カビ(真菌)の一種である白癬菌の発育や増殖を防ぐ抗生物質。
ファモチジン
胃酸抑制成分であるH2ブロッカーの一種。胃粘膜のヒスタミンH2受容体を遮断して胃酸の分泌を抑えることで、胃酸の状態を正常にする働きを有する。
フェルビナク
消炎鎮痛成分の一種。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory drugs)と呼ばれる消炎鎮痛成分の一つで、痛みに関係する物質であるプロスタグランジンの生成を抑えることで、肩の痛み、腰痛、関節痛、筋肉痛、手・手首・足首の痛みなどを緩和する作用がある。
プソイドエフェドリン塩酸塩
交感神経を刺激する成分。血管収縮作用により鼻粘膜のうっ血を改善し鼻づまりを緩和するとされている。
フラジオマイシン硫酸塩
抗菌作用成分の一つ。たんぱく合成を阻害することで菌の繁殖を抑え、皮膚が化膿した症状を緩和する働きを持つ抗生物質の一種。
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
炎症を起こした患部に直接塗ることで腫れや赤みを抑えるなど症状を改善するステロイド成分。また、湿疹などの症状緩和にも用いられる。アンテドラッグと呼ばれ、ステロイド成分が体内に吸収されると低活性化されるため、全身の副作用を起こしにくいように工夫されたミディアムステロイド。
ブロムヘキシン塩酸塩
気道粘膜の分泌を促進させ粘膜の希釈をはかり、酸性糖タンパク分解・低分子化作用によりたんを排出させやすくし、肺表面活性物質の分泌を促進し、繊毛運動を亢進させることで去痰作用を示す。
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
抗炎症作用と抗アレルギー作用を有するステロイド成分の一つ。患部では高い効果を示し、体内に吸収されると速やかに分解されて低活性になるため、全身での副作用が起こりにくいアンテドラッグステロイド。
ベタメタゾン吉草酸エステル
ステロイド成分の一つ。はれ・赤みなどの抗炎症作用を有する。作用の強さはストロング。
ベラドンナ総アルカロイド
副交感神経遮断成分を有する抗分泌成分。抗アセチルコリン作用の1つである外分泌の抑制作用により、鼻水の分泌を抑える。

ま行

無水カフェイン
中枢神経興奮作用を有する成分。脳に軽い興奮状態を引き起こし、眠気や倦怠感・疲労感を一時的に抑える。また、頭の重い感じを和らげる効果もある。
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
胃酸を中和する作用を有する成分。消化酵素であるペプシンの働きを抑える作用や胃粘膜の保護作用も持ち、胸やけ、げっぷ(おくび)などの過酸症状の改善に働く。素早く効き、効果は持続的である。

や行

有胞子性乳酸菌(ラクボン原末)
乳酸菌の一種で胞子を形成する。腸内まで到達し、有害な腐敗菌など(悪玉菌)の増殖を抑えて、おなかの調子を整える。下痢や便秘などの症状を改善する働きがある。
ヨウ化イソプロパミド
抗コリン作用を示す成分。鼻汁の分泌を抑制する作用や胃液の過剰な分泌を抑制し、胃腸のけいれんを抑える作用を有する。
ヨクイニンエキス
全身の代謝を改善することで、肌の症状を改善する生薬成分。便秘に伴う肌荒れや、吹き出物やにきびなどに効果がある。消炎作用も有し、むくみの改善などの症状を緩和する作用も持つ。

ら行

ラノコナゾール
水虫の原因菌、白癬菌に対して作用するイミダゾール系の抗真菌薬のひとつ。真菌の細胞膜を壊すことで、白癬菌の発育や増殖を防ぐ働きがある。
リパーゼAP12
脂肪を分解する消化酵素成分。脂肪の消化分解を助ける。
ロキソプロフェンナトリウム
フェニルプロピオン酸系の非ステロイド性鎮痛・抗炎症・解熱成分。痛みや炎症に関係する物質プロスタグランジンの生成を抑え、頭痛や生理痛などを緩和する。
体内で活性体に変換されたのち作用を示すプロドラッグであるため、消化管障害が他の非ステロイド性鎮痛・抗炎症・解熱成分より比較的少ない。

わ行

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